マットを広げようとしていると、
"Come here."
と手招きしてきた。何事かとドキドキしながら近づくと、ボクとカズは警官の両隣に座らされた。結論からいうと、ただ見慣れない顔に興味があったのか、世間話をしたかっただけのようだが、こちらとしては1メートルは優にある機関銃を携えた5人の警官にジーッと見られながら、「どこから来た?」とか「インドにはどれくらいいるんだ?」とか根掘り葉掘り聞かれると、まるで命の瀬戸際で取り調べを受けているような気分になった (^_^;)
6:30発のバスでカジュラホー へ。道が悪すぎて、アツローのやわらかい臀部がかなり痛くなった。あと、座席の下からいきなり ヤギ が出てきたときは、心臓が止まるかと思った。
ヤギなんかバス乗せんなよ (- -メ)
と後ろの兄ちゃんにキレそうになった。よく見たら、コロコロしたヤギの汚物も転がってるし。意味わからん。
けど、インドというのは、道をフツーにこーいうの(→)が歩いてるくらいだから、ヤギごときで驚いていてはいけないのかもしれない。
10:15 カジュラホー 着。まずホテル(Yogi Lodge)にチェックイン、安いわりに清潔でいい感じだった。
その後、さっそくカジュラホーの世界遺産の寺院を見て回る。カジュラホーの寺院は、エロチックな彫刻 で有名である。寺院全体に、ここに載せるのも憚られるくらい(と言いつつ、一枚載せますが)、大胆かつ“せいこう”な彫刻が掘られている。
ホントの話、彫刻は卑猥さよりも、その数・緻密さが印象的で圧倒された。ただ、この近辺には(ボク以外にも)やたらとニヤニヤしている人が多くて、インドの若者に
"Hello!! Okay?" (^_-)
とウィンクされた時は、ゾッとした。オッケーじゃねぇし。
(左)ニヤニヤ調子に乗ってたら、おでこに何か付けられる。
(右)彫刻見過ぎて、昇天。
ブレイクした後、レンタサイクルして、東群の方も行った。夜はホテルに帰って、フツーに食事して就寝。電車の時刻表を紛失してしまった。