シッキム州へは、直接飛行機で行くことができないので、西ベンガル州のバグドグラ(Bagdogra)まで飛び、そこから陸路でシッキム州の州都、ガントク(Gangtok)を目指すこととした。でも陸路(タクシーやバスなど)についての情報が少なかったので、この日のうちにガントクへ行けるのか、途中の街で停滞することになるのか、あるいは比較的近く、紅茶で有名なダージリン(Darjiling)に行く方がいいかわからなかった。
また許可証※1もどこで取ればいいか、どれくらい時間がかかるか未知であった。
ひとまずタクシーで国内線空港へー相変わらず車の運転はすさまじいが、難なく到着。手続きを済ませた後、ロビーでトマト、サモサ(ジャガイモを揚げたインドの軽食)を食べ、カルダモン・ティー(独特のスパイスが入った紅茶)を飲んだ。


(左) | 10:10発、バグドグラ(Bagdogra)行きに乗り込む。 |
(右) | Jet Airwaysの機内食。二種類のカレー、ライス、チャパティ(小麦粉を薄くのばして焼いたもの)、デザート、ヨーグルトなど、どれもおいしかった。 |
昼過ぎバグドグラに着くと、そこは既にデリーの喧噪の中とは明らかに異なる、静かな雰囲気であった。
空港職員に聞き、まずは12 km離れたシリグリ(Siliguri)でパーミット(入域許可証)を取ることにした。ガントク行きのバスもシリグリから出ているという。

シリグリまでタクシーに乗り、SNT(Sikkim National Tourism、右写真)でパーミットを申請した。
申請にはパスポート・写真一枚・簡単な申し込み書が要ったが、ものの30分で取得できた。
さらに運のいいことに、ガントク行きのバスが隣接するバス停から15分後に出るということで、それに乗ることができた。
インドの道路は、日本のように平らに整備されていないため、バスは揺れまくった。途中から山道になったので、落ちるんじゃないかとヒヤヒヤした{{ (>_<) }}

シッキム州の玄関口ランポー(Rangpo)で許可証のチェックを受け(外国人の僕とカズだけ)、いよいよシッキムへ!
(←写真:ランポーのゲート)
シリグリから走ること4時間半、19時頃ついに州都ガントクへ到着した。生憎の雨だったのでレインウェアを着て、ロンプラ※2に載っていたModern Central Lodgeに向かった。
夕飯はホテル1階のレストランで食べた。これがメチャメチャうまい!シッキムはチベット/ネパール料理で、モモ(水餃子)やトゥクパ(五目麺)など品目といい、味付けといい、実に日本人の口に合う。
部屋はドミトリー(共同部屋、一泊50 Rs = 約125円)に泊まったが、日本人女性のバックパッカーがいた。
※1 | シッキム州はかつて独立したシッキム王国であった名残から、入域には許可が必要である。 |
※2 | ロンリープラネット;世界的に有名なガイドブック。日本人はどいつもこいつも“地球の歩き方”だが、欧米人は揃いも揃って“ロンプラ”だ。 日本語版もあり、大きな書店に行けば“地球の歩き方”の隣に置いてある。 |