シアトルのダウンタウンは、そんなに大きくないので、2,3日もあれば有名どころはほぼ回れるだろう。ただ写真がたくさんあるので、今回は二つに分けて書く。まず初めは、ホントの中心街について。

　シアトルといえば、やっぱりアウトドアスポーツの街！^*と言いたいところだが、もっと一般的なのは有名なコーヒーショップ発祥の地である、ということの方だろう。
　スターバックス、Tully's Coffee、シアトルズ・ベストなど、日本でもよく知られたチェーン店は、いずれもシアトル生まれだ。これらのチェーン店以外にも、シアトルにはオシャレなコーヒーショップが多かった。ん〜、シアトルのこの雰囲気はどこかに似ている…、そう神戸だ！と思ったら、実際シアトルと神戸は姉妹都市の関係にあるらしい。大きすぎず、小綺麗で洗練された海辺の街☆

（左）	スターバックスの一号店。緑色の看板ではなく、茶色だった。
（右）	フラッと入った喫茶店でカフェラテを注文したら、カップを“スゥースッ”と回してハートと葉っぱを作ってくれた。

（左）	街中を走る馬車。
（右）	工事現場とバスとタクシーとチャリと。シアトルには車道を本気で走る“チャリダー”が多かった。

　港にほど近いパイク・プレイス・マーケット（Pike Place Market）は、生鮮食品を中心に小さな店がひしめき合い、活気に溢れていた。

（左）	マーケット内の果物売り場。日本と同じなんだけど、英語が面白い。でも、桃一個2.49ドルって、ちょっと高くねぇ??
（右）	パイク・プレイス・マーケットの魚屋さん。サーモンを投げるパフォーマンスで有名。

　（左） シアトル美術館のフロントにある、ハンマーをもった巨人の彫刻（゜ε゜;）
　（右） ダウンタウンの街角には、至る所にブタちゃんが…。

ほら、店の中にもブタちゃん！
ぁ、間違えた。ソーセージを焼くソーセージ若いお姉さん二人。
Hiro、彼女達が作ったホットドックの味はどうだった!?撮影協力、ありがとね（笑）

^* 実際シアトルには、周りにたくさんの山や自然公園があり、アウトドアスポーツが盛んである。エディーバウアーやパタゴニア、The North Faceといったアウトドアブランドもたくさんあった。残念ながら今回はバスで店の前を通り過ぎただけだったが、REIというアウトドアショップは、店内にロッククライミング用の人工岩があるくらい大きくて、面白そうだった。

　次にダウンタウンから少しだけ離れた（1,2 kmくらい）ところにある場所を紹介しよう。

　ダウンタウンの北西に位置するのは、スペースセンターだ。かつて開かれた万博の会場跡地らしく、その中にスィッと立つスペースニードルは、大阪でいう“太陽の塔”のような存在といえよう。音楽に関する博物館EMP (Experience Music Project)は、その外観だけではなく、中身もなかなか面白かった。色々な音楽の体験施設（楽器演奏やレコーディングなど）があり、自分でやるもよし、他人がやるのを見てるのも楽しかった。特にギター好きな人にとっては、ロックギタリストとして有名なジミ・ヘンドリックス（シアトル出身）の展示がたくさんあるので、きっと楽しめるだろう。

（左）	シアトルのシンボル、スペース・ニードル。
（右）	EMPの奇妙な建物と、巨大な黄色いオブジェ。

　ダウンタウンを南下していくと、パイオニアスクエア、およびそれに隣接してインターナショナルディストリクトがある。マリナーズの本拠地、セーフィコ・フィールドもこの近くだ。ダウンタウンから歩けないこともないが、20分くらいかかる。
　パイオニアスクエアは、レンガ造りの建物や画廊が数多く点在し、かなりオシャレで大人っぽい街並みだ。日曜の昼下がりにデートするなら、ダウンタウンよりもこちらの方がよいかと思われる。因みに、ボクと一緒にパイオニアスクエアに行ってくれたデートのお相手は、やっぱりSatoだった。

（左）	謎のポーズで佇むトーテムポール。
（右）	消防士達の銅像を不思議そうに見つめる子供。可愛すぎるぜ〜。

　　全然、可愛くないぜ〜。

　インターナショナルディストリクトは、中国と日本を中心とするアジアンコミュニティが形成されている。

（左）	チャイナタウンの奥にダウンタウンの高層ビルが見える不釣り合いな感じ。
（右）	寿司バー“tsukushinbo”。何かが間違っている。

　このインターナショナルディストリクトに、日系スーパー “Uwajimaya”があることは、シアトル在住の日本人にとっては有り難いようだ。少々お高いが、お好み焼きの材料だって、永谷園のお茶漬けだって何でも揃う。店内には紀伊国屋まである。
　ボクは研究室の同期に頼まれて、紀伊国屋で英語版と中国語版のドラゴンボール（中国では七龍珠というらしい）を5冊も購入した（アメリカ版ベビースターのおまけ付きで）。

　他にも、Downtown Seattleの周りにはいくつかの見所がある。今回ボクは行っていないので紹介はできないが、サイクリングで近郊の公園を回ったり、夜に小高い丘の上からスペースニードルやダウンタウンの街明かりを眺めるのもいいだろう。