昔、書きかけたまま放置していたロシア旅行記を今さら更新 (^_^;)
2008年7月5日〜13日の間、学会でモスクワに行ってきました。観光であれば、モスクワ以外にも回ったと思いますが、“一応” 学会で行ったので、大人しくゆっくりとモスクワに滞在してました。
ロシアで一番印象に残ったこと。
英語まったく通じねぇ。
これに尽きるのではないでしょうか…。日本に来た外国人も、英語が通じず困ることが多いかと思いますが、それでも道を聞かれたら喋れないなりに、
「ェ〜と、レフト、ネクスト、ライト、プリ〜ズ」
などと頑張って伝えようとしますよね!?ロシアは違います。悪びれず
ロシア語しか 話さない、英数字(one, two, three...)さえ知らない、しまいにはロシア語しゃべれないとキレる(苦笑)
そんなわけで、ロシア人とコミュニケーションするのは一苦労でした。一緒にいたアメリカ人が、自分達の言葉が通じずにキョトーンとしているのは、なかなかレアな光景でした(笑)
(右写真)ロシアのマクドナルド。レストランではメニューを見てもよくわからないので、商品の写真などを指さしながら注文するしかなかった。
その他ロシアに行って見たこと・感じたことは、以下項目毎に分けて書いて行きたいと思います。
<生活水準>
モスクワの街中は、先進国とあまり変わらないというのが印象です。
[1] 日本ほど道は整備されてないけどね…(逆に、雨降っても水たまりのできない日本の道ってスゴい)。建物はヨーロッパ調でキレイでした。物価は高く、高級車もバンバン走っています。ただ、一歩郊外に出ると、写真のような画一的なマンション群が立ち並び、ソビエト連邦時代の名残を感じさせる街並みが広がっていました。民主主義と社会主義が今なお混在したような、不思議な風景でした。
<ロシア人>
英語が通じないこと以外でもう一つ驚いたこと。
街中でキスしてる人多過ぎ(゜_゜;)
いやぁ、ねえ。アメリカでもこんなにいませんでしたよ。どんだけオープンなんですか!
コラコラ、職務中の
Police まで。。。そんなことしてるから、ホラ、写真撮られてネットに公開されちゃったYo!!
<ロシアの食事>
ロシアの食事は、お世辞にもおいしいものではなかった。ホテルの朝飯で何度も出てきた、麦のような穀物のおかゆ(ビミョ〜に甘い)はきつかった。ボルシチはうまかったが、ピロシキはただ肉や野菜の入ったパンだった(- -;)あと、何でもかんでもサワークリーム入れりゃいいってもんじゃない。レストランの食事に飽きて、最後の方は自分達でスーパーで買った食材を食べていた。
<地下鉄>
モスクワは地下鉄路線が発達している。驚いたのは、
エスカレーターの長さ
運転間隔の短さ
だ。地下鉄は1分おき、時間帯によっては40秒おきに来たりして、
山手線 の比ではない。一度、乗り方を覚えてしまえば、かなり便利だが、古い地下鉄車両のブレーキ音と気忙しく移動する人々に最初は圧倒される。
<モスクワの見所>
赤の広場・クレムリン;モスクワ最大の観光地だけあって、美しい。大統領官邸もクレムリン内にあるので、警備がメチャ厳しかった。でも、僕らが行ってる時期はちょうど洞爺湖サミットの最中だったので、不在だったはずなんだが。
プーシキン美術館とロシア芸術;プーシキン美術館には、日本でも馴染みのある西欧の画家の作品がズラリと並ぶ。一方、ロシア芸術というと、正直あまり馴染みのある画家も少なく、全体的に黒が基調の作品が多いので、どことなく寂しげな雰囲気が漂う。どちらが好みかは、その時の気分次第!?
因みに、北野武監督はロシアでも知名度が高いようで、モスクワのど真ん中にでっかい看板がありました。
あと、なぜかクレムリンでサムライ展が催されていた。まさかロシアで日本刀を見物することになるとは思わなかったなー。5分で退散。
雀が丘;モスクワの街を小高い丘の上から眺められる。お土産屋がひしめきあい、大量のマトリョーシカや軍人帽などが売られていた。近くには名門モスクワ大学があり、大きくて立派だった。阪大もこれくらいキャンパスがキレイで、街中にあればと思った。
[1] ロシアを先進国に分類するか否かは何を基準にするかによって立場が分かれるみたいですが、まさに“それくらいの水準”というのが曖昧だけど一番正しい表現でしょう。
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Last modified 11.04.24