> Fortune Cookie (07.11.14)
 アメリカで中華料理屋に入ると、必ずといっていいいほど食後に“Fortune Cookie”という小さな焼き菓子が出てくる。不思議なもので、これは“アメリカの”中華料理屋に特有のサービスらしい。

 Fortune Cookieの中は空洞になっていて、そこに小さな紙切れが入っている(右写真)。で、その紙切れには、おみくじのような教訓や未来予想が書いてあり、これを読むのを僕は毎回楽しみにしていた。

 僕が言いまくったので、UWメンバーの間では有名になってしまったが、マリナーズのゲーム観戦後に行った中華料理屋でもらったFortune Cookieにはこんなことが書いてあった↓

"You or a close friend will be married within a year."

 Unfortunately(残念なことに)、僕の周りに結婚しそうなヤツはいないので、僕が一年以内に結婚しなきゃいけないなぁと軽く責任を感じていたのだが、帰国後、大阪で教師をしている幼なじみから「来春、結婚することになった。」との報告を受けた(^_^;)

義務感が取れて、清々したわぃ(負け惜しみ)

 まぁ予想とは違ったものの、このFortune Cookieの予言は見事に当たったわけだ。しかし、別のFortune Cookieには、

"A happy event will take place shortly."

と書いてあったのに、こちらは一向に当たる気配がない。もう二ヶ月が経過しているというのに。そこで、Fortune Cookieの代わりに、先日、神社でおみくじを引いてみた。

心正しく行いをすなおにしないと災いが生まれます。特に男女の間をつつしめ
  願望:ととのう しかし色情につき妨げ起こる
  縁談:はやく我心をさだめよ

 ふむふむ。なんと適切なアドバイス(~_~メ)…ハッピーイベントより、こちらの方が当たっていそうだ。

 話題が逸れてきたので、Fortune Cookieの巻はここで終わりにする。



> お酒 (07.11.14)
 アメリカにいる間、何度かお店で酒を飲む機会があったが、その度毎に身分証明書の提示を求められた。身分証明書(写真付き)がないと、お酒を頼めない。ホントに明らかなオジサン、オバサンは別にしても、30歳くらいのアメリカ人も免許証を見せていた。意外といえば意外だが、それくらいアメリカの年齢制限は厳しい。そのわりに、飲酒運転には緩い気もするが…。あとA Kind of Showにも年齢チェックなんてなかったのに… ともかく、外でお酒を飲むときは、パスポートを持って行かなければならなかった。


(左)ビクトリア@カナダのバーで。
(右)Farewell Partyのときは、次の日4時半起きにも関わらず、僕もかなり飲んだなぁ(^_^;)リーダーは、この雄叫びの後、しばらく起き上がって来なかった(笑)

 お酒は、ほとんどビールしか飲んでいないが、僕としては"Alaskan Amber"という銘柄のビールが気に入った。ちょっと変わった味がするが、クセになりそうな感じ。名前は忘れてしまったが、白ビールもフルーティーでおいしかったな。



> 要注意食物 (07.12.15)
 インターナショナルディストリクトのUwajimayaで、カルピコなる飲み物を見つけた。紛れもなく、それはカルピスであった。なのにカルピコ、なぜだろう?
 調べてみると、どうもそれは英語の発音に問題があるらしい。つまり、カルピスと発音すると、彼らにはCow(牛)のピス(おしっこ)と聞こえてしまうらしい。確かにそれはマズいね、カルピスくん。

 しかしながら、企業側の配慮により(?)、カルピスは“カルピコ”と知ってさえいれば、英語の発音で恥をかくことはないだろう。もっと厄介な食品がある。それはピーナッツくんだ。ピーナッツは英語でもPeanutsだが、一つ間違えれば発音のよく似た“別物”になってしまう(^_^;)これ以上、ここに書くのは憚られるので自粛することにするが、少なくともボクはそのせいでアメリカ人に笑われてしまった。

“My hometown, Chiba prefecture, is famous for peanuts.”

って、フツーに言ったつもりだったんだけどね。。。

 あと、科学系読者のためにもう一つ忠告しておくと、有名な学術誌"Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(米国科学アカデミー紀要)"の通称PNAS(ピーナス)の発音にも注意されたい。ピーナッツと同じ過ちが起こる危険があるらしい。自信がないなら、アルファベットで“ピー・エヌ・エー・エス”と読んだ方がいいかも。



> 食のグローバル化 (07.12.16)
 アメリカ全土で、というわけではないそうだが、シアトルにはやたらと“Teriyaki”と書かれたレストランが多かった。あえてTeriyakiとアルファベットで書いているのは、もはやTeriyakiは“照り焼き”ではないから。アメリカの料理は全体的に甘い味付けが多いが、Teriyakiもその例外ではなく、完全にアメリカナイズされた日本食であった。日本のマクドナルドのテリヤキバーガーは、あれでもジャパナイズされているんだろうね。。。

 近年、各国でSushi屋が流行って、まがいものも多いと聞くが、実際日本人なら入るのを躊躇ってしまいそうな店構えの日本食(を謳った)レストランも多い。

 Ichiro Sushi Bento

どないやねん!知ってる単語並べただけじゃん\(^^:;) バスの中から、こんな看板のレストランを見たこともある↓↓↓

 Teriyaki & Pho

ど、どこの国ですか〜?フォーってベトナム料理ですけど…。

 そういえばホストマザーのエーマ「今日の夕飯は日本食よ!」と言って、具だくさんの野菜炒めを出してくれたことがある。それはそれで美味しかったのだが、何の料理だかわからなかったので「これ、何ていう日本食?」と聞くと(日本人のボクがこんな質問をする時点で変だが…)、

 「ヤダ、わからないの?ハッポーチャイよ!」

と自信満々で言ってきた。いや、八宝菜は日本食じゃないよー。と、小さめの声で控えめに否定してみたが、エーマは

 「でも、これ日本の会社でしょ?日本食スーパーで買ったのよ。」

と、やはり自信満々な感じで“八宝菜”と書かれた味の素のパッケージを見せてくれたので、日本食ということにして納得した。美味しかったから、別に文句もないし。

 あぁ、こうやって日本食もどきは世界に広まっていくんだろうなぁ(笑)